ジャン・トゥーラ著(戸口民也訳)『死刑を問う』

目次

日本語版への序文

1「私は賛成だ・・・」
 犯罪防止国民同盟 − イヴ・タロン
 ミシェル・ドロワ
 ジュヌヴィエーヴ・ドルマン
 マスコミ報道から

2 死刑廃止論者たち
 ロベール・ドブレ教授
 ジョルジー・ヴィエネ
 ショシャール博士
 政界関係では
 マスコミ報道から
 だれかれの区別なしに愛しあう − ジュロス・ボーカルヌ

3 抑止それとも幻想?
 犯罪は増加しているか?
 イタリアとドイツ
 ベルギー
 イギリス(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、オランダ)
 北アメリカ(カナダ、アメリカ合衆国)
 イスラエル
 イランからフランスまで
 見せしめにできない見せしめ
 無用の長物

4 運のよしあし
 証人
 専門家の鑑定
 精神鑑定
 被告
 10人目の陪審員
 恩赦の権限

5 間違って死刑にされた人々
 バランゴン通り
 ドエ事件
 オリヴィエは正常だったか?
 ボワイエ兄弟

6 ギロチン
 「かの善良なるギヨタン博士」
 公開処刑
 死は一瞬のうちに?
 死刑執行人の系譜
 アンドレ・オブレクト
 ビュッフェとボンタン

7 11発の銃弾
 ヴィシーからアルジェまで
 国土解放のとき
 ピエール・ラヴァルの最期
 ロベール・ブラジヤック
 ドゲルドル中尉
 バスティアン・ティリー
 軍法会議

8 「私は死刑囚だった」
 前科者社長
 クロード・シャルム
 知識を盗み取る
 犯罪学者
 職業斡旋

9 やくざと刑事
 前進か死か
 「おがくずのなかでくしゃみをする」
 聖書のクロスワードパズル
 やくざの詩
 ボルニッシュ刑事

10 パトリック・アンリ
 フィリップ少年の学校で
 司教館と裁判所で
 アンリ夫妻の家で
 刑務所で
 救命ブイ
 裁判に向かって
 償いのとき

11 教会の立場 − ユダヤ教からキリスト教まで
 プロテスタント教会
 オリヴィエ・クレマン
 マルティ枢機卿
 聖パウロからパウロ6世まで
 聖女とその殺害者
 聖テレーズの「こども」たち

12 犯罪を生む社会
 犯罪の源
 不幸の子
 フランスの国民的麻薬
 性の商人
 血の商人
 人命軽視

13 刑務所の現状
 取り壊すしかない40の刑務所
 改革の精神
 終身刑は非現実的
 生命の危険

14 廃止に向かって?
 「評決」
 ヴィクトル・ユゴー
 ジョレスからクローディユス・プティまで 
 恩赦の義務

あとがき

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